壁新聞A wall newspaper
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「プロレス下流地帯」が文庫化されていたので読んだ。
去年、三沢光晴死去の数ヶ月前に刊行されていた書籍。 巻頭は、その三沢の興したプロレスリング・ノアの状況についてだった。 ひかりTVで結構プロレスやっているので最近観たんだけど、どん底だった新日本プロレスは大分持ち直したみたい。オールドファンの俺でも楽しく観れたし。 若手が育ってるのが大きいなぁ。棚橋とか、最初観た時は酷さにがっかりしたもんだけど、今は大分良くなってきてる。プロレスが好きなんだろうと思う。中邑が伸び悩んでいる(ように見えた)のはきっと全く逆の理由だろうね。 ひるがえってノアは、三沢小橋秋山の後が育たなかったのが・・・ 潮崎が唯一の望みか。でもライバルがいない。丸藤は最近プロレス見直した中で、間違いなく一番素晴らしいレスラー(身体さばき、受け、攻めの流れ)だったけど、どうも使われ方がね。 プロレスは死にゆくジャンルか。いやそんなことない。 総合格闘技が結局、日本に根付かなかった(と俺は思ってる)のが、それを示している。 日本人は、合理や刹那より、余剰や哀愁を愛する民族だと思う。 だからこそ、筋書きのあるドラマであるプロレスがこれだけ広がったんだと。 ここのところのプロレスは、派手な子が現れて、慌てて見た目だけ真似した地味な子のようなもので、似合わない恰好なんてすぐに見透かされる。地味のままでいいから、あるがままを見せてほしいわけです。 プロレスは無くならない。そりゃ、俺らが学生の頃のような熱狂はもう返ってこないかもしれないけど、地に足つけてやっていれば、また陽が当たる時が来ると思う。 それを信じて、もう少し観つづけてみようと思う。
あれから3日。 関東地方では3夜続けての大雨となった。 こういう言い方は陳腐は承知だけど、まるで空が泣いているようだ。 月、火は普通に仕事に行った。 正直休んでも良かったけど、なんとなくそれはダメなような気がした。 ぽつぽつと事の詳細が流れてきている。 三沢光晴さん死因は頸椎損傷 広島、プロレス技で 三沢さん昨年12月から首の違和感ひどく… 三沢さん、年内引退決意していた 言い出したらキリがない。 もう少し、もう少し早く・・・全てがもう少し早く動いていてくれれば、と思わざるを得ない。 メッセージも次々と届いた。 ハンセン氏「記憶なくしたあのエルボー」 天龍源一郎「月並みなこと言いたくない」 武藤「一騎打ちどうするんだ?」 蝶野正洋選手「驚きと悲しみにたえません」 原監督が三沢さん語る「男として尊敬」 徳光アナ「取り乱してしまい申し訳ない」 福澤アナ涙声…三沢さんの死に「無念」 イジリー岡田 三沢さんは「男の中の男でした」 イジリーはギャグじゃない、本当の愛に溢れたモノマネが大好きだった。 後輩・川田「信じられない。信じたくない」
いやー、もはや衝撃というほどではないけれど。
日曜深夜に30分だけだったし、時間の問題ではあったんだけどね。 おっと、たまにはこんな時間から更新ですよ。 昨夜は寒くてすぐに寝てしまいました。 最近だんだん、早寝早起きになってきてる。ま、暇だからかな。 さて話を戻して。 小学校以来のプロレスファンですが、最近はとんと見てません。 時間がない、ってのもあるし話題にならない、ってのもあるし、でも何より。 試合が小粒、というかつまらなくなった。 大技を繋ぎに使い、攻守の切り替えもグダグダ。見てて危なかっしい動作。 大人になって目線が変わった、というのも抜きにしてちょっと内容がヒドい。 これでも2000年くらいまではゴールデンタイムに特番があったりしたのにね。 橋本真也×小川直也が最後の花火だったのかな。 では何故、プロレスがここまで衰退したのか。 K-1やPRIDEの隆盛を挙げる人が多いけど、それだけじゃないと思う。 棲み分けができる土壌はあったと思うんだけど。
たまにTVつけると、ホントパチンコのCMばかりでうんざりする。
さて、明日はボクシングの世界タイトルマッチである。 自分も、一般的な庶民の例に漏れず、亀田一家に好印象は持っていないので、明日の結果には黒い期待をしているわけだけど、果たして実際のところどうなのか? ちょっとボクシング雑誌を立ち読みしてみたのだけど、やはり実力差はあるようで、ボクシング関係者の間でさえ、"ミスマッチ"という意見もあるらしい。 亀田(大)がまだ18歳ということを考えれば無理からぬことであるんだけど。 それでも、軽量級の試合のためか、素人が予想するような内藤の派手なKO勝ちというのはどうも無さそうで、判定までは行くのではないかということらしい。 ネットではもはやプロレス的な見方をされてしまっているこの試合。
プロポーズ大作戦の最終回を見た。
最後まで藤木直人がイイ人なのはツマランとか、最後の持っていき方はもっとうまいやり方あっただろうとか言いたいことはあるけど、三上博史節をたっぷり聞かせてもらったのでそれで良し。 あれ、狙ったのは現代版「卒業」なんだよね多分。 本家の映画版は、日本人ではちょっと承服しかねる倫理観があったりして、全面的に感情移入できないんだけど、だいぶ日本風味を堪能させてもらった。 総合すると、もう一キレ見せられなかったか、という結論。 でもこの脚本家は覚えておこうと思う。 つか、「どんだけ〜」ってこのドラマが元なのね。最近やたら見かけるからどっから来てんのかと。 で、その一方でK-1です。 これこそまさに、「どんだけ〜」って言いたくなるような茶番があった。 勿論、ボブ・サップのことである。
俺はプロレスが好きだ。
何時の頃からか、それがショーだとわかっても嫌いにはなれなかった。 総合格闘技なるものが幅をきかせ、そいつらはプロレスをアンチテーゼに掲げて、一時代を築いた。 そういう扱いを受けても、プロレスラーの胸板の蚯蚓腫れは嘘ではないと思えたから、だからプロレスは嫌いになれない。 本当に真剣勝負だったら、それがいつまでも続くとは思ってなかった。 本当に先が読めなかったら、TVのコンテンツとして早晩立ち行かなくなることはわかる。 野球は一回勝負じゃないから、まだ余地があったのだよ、と。 慣れの果てが、HERO'sの桜庭デビュー戦だった。
亀田三兄弟の長男、亀田興毅が世界タイトルを獲った。
それ自体はめでたいことだと思う。19歳で結果を出したのだから凄い。 ただ、試合内容は恐らく議論の的になると思う。 そういう内容だった。日本でタイトルマッチをやる以上、多少の織り込みはあったにせよ、ちょっと度が過ぎたな、という印象。 今日の試合を放送したTBSは大晦日を亀田興毅で押さえたという。 そのためには、今日は是が非でも勝ってもらわなければならなかった。 本人達はどう思ったのだろう。 TVで見たけど、勝利直後の亀田父の顔は、勝者のそれじゃなかった。 決して引き返せない舞台に上げられてしまった素人の顔だった。 きっとTV関係者が皆が皆、暖かい言葉をかけて、祝福してくれるだろう。 だが、彼らはメディアのプロである。今日の試合内容を見て、ある程度の見切りはつけてしまったに違いない。 幸いと、年末までは世界チャンピオンでいられる。 これから骨までしゃぶられて、味が無くなったら放り出される。 奴らの笑顔の向こうにある黒い尻尾がきっと亀田家にも見えた筈だ。 家に帰り、家族だけになった時、どんな感情が支配するのだろうか。 もう、舞台の底は開いている。踊って踊って、落ちるだけだ。 でも、そこから這い上がれないわけではない。 頑張れ。
K-1オランダ大会でボブ・サップが試合直前に逃亡したことが話題になっている。
なんでも試合直前に"これまで聞いたこともないレベルの"無理難題を要求し、それが通らないと判るや、会場から去ってしまったという。 今までのK-1の試合(打撃がもろに顔面に入るからか、PRIDEより顕著)を見ていてもボブ・サップという人は格闘技に向いていないというのがわかる。色々な大人の事情で続けてきたが、臨界に達したというのが俺の予想です。 ・・・が、ネットでは(皮肉込みの)K-1側陰謀説が根強く、それを見るとK-1の上層部というのが視聴者に信頼されていないな、というのが見えてくるから面白い。 最近のK-1は一連の日本人贔屓(にしか見えない)判定がファンにかなり不信感を与えていることは間違いない。 お金を握る側のエゴが混じりだすと、スポーツは大抵ロクなことにならない。 (混じらないことがあるのか、と言われそうだが、ある一定の濃度と言い逃れる)
唐突に、友人から連絡が入った。
別の友人と行く予定だったらしいのだが、キャンセルされてしまったので来てほしい、とのこと。チケット代は受け取ったのでタダでいい。 チケット代はタダでいい。 その言葉に飛びついた。 席はなかなかにいい席で、アリーナ席のすぐ後ろ、スタンド3列目だった。 こんないい席で格闘技イベントを見ることはもうないかもしれない。 結果は火曜、地上波でTV放送予定。 ので、以下で。(ネタバレあり注意)
プロレスに日本最高の試合があるとしたら、僕はこの二人の試合を推す。
2005年7月18日、二人は全日分裂後、初めて激突した。 二人のシングル激突を初めて見た時の感動は忘れられない。 (詳しい日付は忘れたが、三冠ヘビー級タイトルマッチで、三沢がタイガードライバー91'の封印を解いて勝った試合。94'前後だと思う) それまで新日本プロレスの試合しか見たことなかった僕は、その圧倒的な駆け引きと技の競演にただ言葉を無くした。 (まだプロレスを見る目が純粋だったということもあるが・・・) その後、幾多の名勝負を見てきたが、結局この二人の試合以上の"凄み"を見たことは今日までない。 同じ高校の先輩・後輩。そして共に全日本プロレス入団。 お互い、決して体格的に恵まれているわけではなかったが、三沢は肘、そして川田は蹴りを武器に、全日本プロレスのトップへと駆け上がっていった。 小橋、そして田上明との"四天王プロレス"は間違いなく世界最高のプロレスを見せていたと思う。 (たぶん、日本最高なら、世界最高だと思う) だが。
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