壁新聞A wall newspaper
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時間があるとなんか書きたくなりますね。
最近めっきり仕事が少なくなってしまい、時間に余裕ができたので色々と時間を費やしてます。 で、kindleでマンガなんかちらちら読んでるんですが。 最近は「げんしけん」を全巻大人買い。タイトルは知ってたけど、特に今まで見ようとは思わなかった。 なんか、「そーいう」好事家の方々のものかと思って、畑違いだと思っていたので。 が、作者が初期著作からこのげんしけんまで、一貫して大学時代を描いているということをふと知り、ひょっとしたら「同じ」なのかも、という期待が出てきて、買って読んでみたわけです。 おもしろかった。物語としては大学のサークル活動(それもかなりディープな)を通したまんがなんですが、予想どおりというか、自分の過去と重なる部分がでてきて一気に読んでしまった。 自身の大学生活を振り返って、2つ、後悔というかどうなっていたかなと思うのが、サークル活動と、大学の規模でした。
主人公が通っている大学は恐らく中央大学がモチーフだと思うんですが、そういう人の多い大学の、比較的ちゃんと活動しているサークルに所属してみたかったな、ってのは時々思うことがありました。
ウチの大学は工業系の大学ということもあり学科は当時4つ、生徒も学年900人前後だったので、マンモス大学とはお世辞にも言えない規模でした。なので、というわけでもないですけどサークル活動もそれほど活発ではなく、それこそげんしけんの中に出てくる現視研のようなオタサークルは存在はしていれどまともな活動なし、という状態でした。 (体育会系では活発なサークルあったけど、当時の俺は全く惹かれず) 1巻で主人公がオタ話ができる友達ができて喜ぶシーンがあるんですが、これって結構共感できる人は多いはず。 俺自身、元々ゲームが好きで、エヴァ以降は一時オタ趣味にふれていたこともあって、大学に入って、「そういう」友達が欲しいな、というのはありました。で、情報系の学部ということもあり、ゲーマーは沢山いたので、そういう連中とディープな話ができるようになったのは当時凄く嬉しかった。特に浪人時代、友達とほとんど疎遠で、1人でいることが多かったので。 サークル活動もちょっと興味あって、幾つか気になるサークルも調べてみたんですが、まー当時のチキンぶりたるや、浪人で人と触れる機会を逸していたこともあって、部室の前まで行けど、戸をたたくことはできずじまいでした。 ただ、学部の方で友人が増え、夜勤のバイトも始め、やがて自主制作の映画団体にも参加するようになったので、現実的にはサークル活動するヒマなんてあまりなかったとは思いますが。特に3~4年は自分で言うのも何ですがそれなりに充実していたかと。 とにかく眠い記憶しかない(笑 特に4年時の研究室の生活が、まんがの中のサークル活動に近くて、かなり感情移入して読めました。 願わくば、物語の中の時間軸が一致していればより没入度が。っても3〜4年くらいなのでかなりシンクロしましたけど。 90年代末から劇中の2004、5年程度までがゲーム市場に勢いがあって、秋葉原もゲームの勢いがあった時代でした。 危うい人間関係や、卒業しても大学の近くに住んじゃう奴とか、なんか重なるところが多くて一気に最新刊まで買ってしまいました。こういう時kindleはヤバい。なんせ自宅でワンクリックですぐ買えて読めるから止まらない。 俺自身は、こうやって10年経っても懐かしむほどに大学時代はいい思い出でしたが、思い出に消化するのも以外に早くて。 実家を出て1人暮らしを始め、仕事が急激に忙しくなり、またその仕事に没入していったことが大きかったのかな。 でも院に進み、その後も大学の近くに住みながら職場に通っていた斑目みたいな奴は実際にいた(院に行くことで後輩の研究生との接点ができた、というのは大きいのでしょうけど)ので、あーそういうのって割とふつーなのか、と思いました。 精神的にいつまでも卒業できないというかね。 いやでもむしろ、周りを見ると俺もその「できていない」方だったのかもしれないです。げんしけんを読んで当時のことを思い出し、どうしても何か書きたくなって今こうやってまたここを使っているわけだし。 作者もきっと同じなのだろうな、と勝手に。きっと物凄く充実しててそのままこじらせてしまっているのだろうなと。 俺だって、もし仕事で踏み外していたら、創作活動にすら昇華させられず、どうなっていたことやら。 高校の3年くらいからドロップアウト気味で特に希望もなく浪人、そして第一志望とは言えない大学に入ったまま無為に時を過ごしかねなかった俺にとって、大学生活というのは少しずつ自分を取り戻していった時間でもありました。 未だに、大学受験の時期になると、もっとできたんじゃないかと悔恨みたいなものが出ます。でもきっとその悔恨があるからその後取り替えそうとして突き進めてるとも言えるので、もし受験がうまくいっていたら、逆にダメになっていたかもしれない。塞翁が馬ということでしょうか。 特に流れも結論も決めずに書いているのでだらだらと。 まぁ、なんか自分語りがしたかっただけのようで。そういう時に垂れ流せるこの場は便利。 少しまんがの中身も触れると、主人公は異常なまでに没個性なのであまり感情移入できません。やっぱその先輩の斑目ですかね。コミックスの最新巻までずっとある種の卒業ができずにずるずると過ごしてしまう感じ、学生時代はオタ趣味に食費を削るほどのめりこんでいたのに社会人になって時間が取れなくて醒めてしまうことを自覚する感じ。きっと「あの世代」の人間達には共感できる点が多いのではないかと思います。 また大学の人間関係ってだらだら続きがちなんだよね(笑 中学高校は、地元を離れるという選択肢によって距離ができてしまいがちだけど、大学って、その離れた「後」から基本構築されるわけで、大学の時点でそういう選択をしている連中は(まぁ俺の専攻していた情報系が、都市部じゃないと仕事がない、という背景もあるだろうけど)、卒業してからも、生活範囲がその延長になるので集まりやすいのかなと。 あとは、世代的に大学で携帯電話を持ち始めてるので、高校以前と大学以降で連絡網の広がりが違ってる、っていうのも1つ、あるかもしれない。俺自身、親しい奴は長期休暇のたび、研究室仲間とは毎年会ってました。時が経ち、皆に結婚して子供が産まれるとちょっと間が空いてきましたけど。 でも30代も中盤になってまだ半分程度残っているという事実(笑 結婚式まだ出ることになりそう。それはそれでいいけどね。 なんとなく、吐き出しきったのでここまで。最近時間が余り気味であれこれ考えてしまうので切り替えていこう。 いや今悩んでいることは、これからの人生を送る上でとても大切なことで、目ぇ逸らしてたらダメなことなんですが。
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